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2007年11月14日 (水曜日)

ピンピンコロリ?

 PPKって皆さんはご存知ですか?勿論、NHKの「おかあさんといっしょ」に出てくるンツろうのことではありません。(パンツぱんくろうについてはこちらを御覧あれ!http://www.nhk-character.com/chara/pankurou/index.html

 PPKとはロリの略語のことなんですね。つまり、元気に長生きして、ある日突然、誰の世話にもならずにポックリ逝くという、およそ人間の理想的な生き方、いや死に方を表しています。

 このようなポックリ願望は、平安時代の末法思想として、観音様に誘われ阿弥陀様の元にポックリ逝けるという人生終末の御利益を願ったのがポックリ祈願だったようで、仏教を中心に古来からあったようです。

 第一生命が行ったアンケート調査では、「どんな最期が理想ですか?」との質問に対して、64%のひとが「ポックリ逝く」と答えていました。確かに、下の世話や認知症になって家族に面倒をかけたり、身体の苦痛に耐えながら寝たきりの生活を続けるよりも、死ぬ時はポックリと逝きたいものだと誰もが思うことでしょう。

 では何故、このような願望を抱いてしまうのでしょうか?おそらく「認知症や寝たきりになってしまった自分を周囲が受容してくれないのではないだろうかという思い込み、家族や他人に迷惑をかけたくないという願い=ポックリ逝きたい」という図式が、ひとつの理由になっているのではないでしょうか。しかし、そのように思い込ませてしまう社会とは本当に理想的な社会なのでしょうか?

 PPKは、古来からの庶民の願いでもあり、それ自体を悪く言う気はありません。しかし、そこには、長寿を祝うというようなおおらかな心情よりも、老いても他人には迷惑をかけまいとする、けなげではあるけれども、結局は老いを何とか忌避しようとする嫌老の思想が根底にあるような気がします。

 人の生き死にや老いは、思うに任せぬものです。そして認知症や寝たきりになる可能性は誰にでもあります。しかし、ピンピン生きてコロリと死ぬ。それを望まなければならない社会は、認知症の人や障害を持った人にとっては、非常に生き辛い社会だと思います。だから、ピンピンでなくなったときに個々人に、どんな関わりができるのだろうか?と思いを馳せてみることも大切なことだと思います。そうすることで社会が変われば、認知症の人や障害をもった人たちは、もっと安心して暮らせるようになるのではないでしょうか。

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